娘に、「10年後何してると思う?」と聞いてみました。
「どうせ、スケート選手になるのは諦めてるよ。」との真っ当な返事に、
私は返す言葉が見つかりませんでした。
用事のない限りは週末リンクに行くようにして、三年以上経ちました。
週二回の練習の割には、娘はよくやっていると思います。
我が子ながらも、頭が下がります。
私にはちょっとした持病があり、今は働けないので金銭面でのサポートはしてあげられません。
また、遠くの都会のリンクへ毎日、朝晩、自動車で送迎する自信がありません。
だから、クラブチームへは入れてあげられませんでした。
娘の夢は、
オリンピック選手から、今は選手になること(クラブチームに入ること)になってしまいました。
私は、少し経ってから
「選手になれないという事はないよ。
遅過ぎるかもしれないけど、大学生になったら叶うよ。
スケート部のある大学に入れば、選手登録して試合にも出られるから。
まだ、諦めず頑張って欲しいな。」
と、娘に話してみました。
数日後に娘が、
「10年後、みんなが元気でいてほしい。
少しでも長く、お母さんと一緒に居たい。
それだけでいい。」
と言ってくれました。
フィギュアスケートは、
続けて氷に乗っていないと、今週できたことが、
来週、来月には、できなくなる技がたくさんあります。
娘には、週に二回しか練習させてあげられません。
しかし、 「do something !」何もしないより、何かした方がいい。
そう信じて、今できることをしていきたいと思います。
やりたい事ができなかったり、やらせてあげられなかったり、思い通りにならず、悩む事も多いですが、
家族で一緒に過ごせる時間が、とても尊く、幸せだなぁと、心から思います。
家族に感謝しています。
このひとときにも、あらゆるご家族が、この瞬間を、幸せな気持ちで過ごせますように。
穏やかな気持ちが、皆さまを包みますように…。