クラブチームへ入らずに上達しよう!という、娘と私達家族のスケート奮闘記は、
あの日から始まったといえます。
バッジテストです。
☝️フィギュアスケート選手になって、諸々の大会に出場するには、
スケート連盟の認めるクラブチームに所属しなくてはなりません。
そして、クラブチームに所属したければ、バッジテストで初級に合格しないと入れません。
娘も、バッジテストで初級には合格しました。
しかし、クラブチームへは入りませんでした。
のちに、娘が学校の宿題で彼女の思いをしたためた作文にも、表れていましたが、
あの日はおそらく、彼女が生きてきた中で、一番辛い出来事であったと思います。
合格発表がされて、リンクの前で幸せそうに記念撮影をされているたくさんのご家族の中をぬって、
うつむきながら帰る娘の姿を、今も忘れることができません。
「みんなは、選手の卵です!」と仰る先生の言葉は、選手になれない娘にとっては辛い、重いものでした。
先生が悪いわけではなく、クラブチームに入れてあげない私が悪いのだと、痛いくらいに、重々承知しています。
悩んでいても仕方ない。可哀想と言ってはホントに可哀想になってしまいます。
娘の頑張りと、私達家族の絆だけが、この出来事を乗り越える力でした。
リンクに連れて行ってくれる夫と、週末いつも一緒に滑って、娘の練習に付き合ってくれる息子に感謝しています。
ただ、娘の心は大人が思っていたよりも、遥かに繊細で、複雑なものでした。
辛い時期が始まりました。
『 自分の限界が どこまでかを 知るために
僕は 生きてるわけじゃない 』
【Hello again 〜昔からある場所〜】より
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